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ニュース: 受験生の方へ
<作業療法学課程> リハビリとして利用できる籐細工を作成しました。
2025年7月2日
作業療法学課程では、「作業学」の授業で、籐細工を行っています。鍋敷きと立ち上がりのある小物入れの2点を作成しました。
籐細工とは、籐(ラタン)のつるを編んで様々なものを作る工芸です。籐は軽く、しなやかで丈夫なため、古くから生活用品や家具などに用いられてきました。
籐細工で1つの作品を作るためにも、つまんだり、引っ張ったり、押し込んだりなど、多くの手指の動きを必要とします。その時に、手指の力も必要です。でも、乾燥した籐は折れやすく、力加減をしながら編んでいきます。自然と手指の力をつけることができて、動かす練習にもなっています。
また繰り返しの工程が多いことも特徴の1つです。同じ動きを繰り返すことで、集中力を高めたり、リラックス効果もあります。少しずつ出来上がっていく様子がわかるので、喜びや達成感を感じやすいといった特徴もあります。
このように実際の体験をしながら、作業の特徴や治療効果について考えることも授業の目的としています。楽しみながら、素敵な作品が完成できましたね💮